なぜ人は「口約束」を破ってしまうのか?〜あなたのトラブルを未然に防ぐために〜

2025年08月02日 09:46

こんにちは。行政書士の伊原です。

「この件、口約束だけど、大丈夫だよね?」親しい間柄や信頼している相手との間で、こんなやり取りをした経験はありませんか?しかし、残念ながら、その口約束が原因でトラブルに発展してしまうことは珍しくありません。今回は、なぜ人は口約束を破ってしまうのか、その心理的な背景と、トラブルを避けるための方法についてお話しします。

記憶の曖昧さと都合の良い解釈

人は、時間の経過とともに、記憶が曖昧になったり、都合の良いように記憶を書き換えてしまうことがあります。「いつまでに返してくれるんだっけ?」「あの時、そうは言わなかったはずだけど…」口約束の場合、客観的な証拠がないため、お互いの記憶が食い違っていても、どちらが正しいかを証明するのが困難です。結果として、言った・言わないの水掛け論になり、関係がこじれてしまうのです。

当事者の認識のズレ

口約束では、お互いの間で認識にズレが生じやすいという問題もあります。例えば、友人に引っ越しを手伝ってほしいと頼んだとします。

あなた:引っ越し業者を手配するから、手伝いに来てくれるだけでいい

相手:トラックの手配も全部自分がやる

このように、口頭でのやり取りでは、何を、どこまでやるのかという具体的な内容が曖昧になりがちです。お互いの認識が最初からずれているため、後からこんなはずじゃなかったという不満が生じやすくなります。

心理的な負担の軽減

口約束は、書面に比べて心理的なプレッシャーが少ないという側面もあります。「口頭で言っただけだから、まあいいか」「後で気が変わっても、なんとかなるだろう」このように考えてしまう人も少なくありません。書面として残すと、その約束が正式なものという意識が働き、簡単に破ることはできません。しかし、口約束は気軽である反面、その気軽さが約束を軽く見てしまう原因にもなり得るのです。

トラブルを未然に防ぐために

口約束は、相手を信頼しているからこそ生まれるものかもしれません。しかし、信頼関係を守るためにも、大切な約束は書面で残すことが最も確実な方法です。

・金銭の貸し借り
・同棲や共同生活のルール
・離婚時の取り決め
・友人との共同事業

これらは、特にトラブルになりやすいテーマです。「口約束じゃだめなの?」と不安に思われたら、いつでもお問い合わせください。状況に合わせて、あなたの約束事を明確にし、トラブルを未然に防ぐための合意書作成をサポートさせていただきます。

弊事務所では、合意書の作成代行を、1通8,800円~というリーズナブルな価格で承っております。お気軽にお電話、メール、またはLINEにてお問い合わせいただければ幸いです。遠方にお住まいのお客様にも、電話、メール、LINEでの対応が可能ですので、どうぞ安心してご連絡ください。

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